勉強をやめた
私は比較的勉強が好きだ。
受験生時代も勉強につぎ込んだし(大学ではさっぱりだったけど)、社会人になっても英語やその他の資格試験にも取り組んだ。
休日に机に向かうのはもちろん楽しくはなかったけど、
何よりも、勉強していると「安心」するのだ。
スキルアップのために休日も自己研磨に励むというのは、何と自尊心を満たしてくれるのだろう。
皆が遊んでいるときに、私は陰ながらに勉強に勤しみ、資格試験を受け、いつか来るかもしれない昇進や転職に向けて準備しているのだ。
あー私ってすごい。
勉強する=前に進んでいる気がする。
そう思っていたのだ。
今年に入って、また私はとある資格試験に向けて勉強を始めた。
国家試験であり、なかなかの難易度のものだ。
平日2時間、休日3~4時間は勉強していたと思う。
が、この勉強をやめることにした。
やっぱり難易度が高いし、勉強が嫌になったのももちろんある。
ただ単に、難しくて諦めました。というだけの話だ。
しかし、それだけではない。
資格や勉強じゃなくて、一番大切なのは「実践」だと改めて思ったからだ。
人気ブロガーちきりんさんの、「マーケット感覚を身につけよう」と読んで、
机に向かっていては、このマーケット感覚を養えない!と気づいた。
大切なのは、外に出て市場を肌で感じ、自分で考えることだ、そう痛感した。
勉強ばかりしていては、準備で終わってしまい、いつまで経っても本番を迎えられない。
自己陶酔して前進している気分でいたことが恥ずかしかった。
知識が欲しければその分野の本でも読めば良いし。
ただ、資格の素晴らしいところは、その分野を体系的に学べることだ。
今までの蓄積ももちろん役立っているし、学んで良かったと思えることばかりだ。
準備はもう整った。
そろそろ本番を迎えたい。